榊 太郎(43)の日常 A |
| 〜氷帝学園中 職員室〜 榊太郎は珍しく悩んでいた。他の職員には言えぬこと。ひたすら悩んでいた。跡部が入ってきたことも気づかずに。 ガラガラガラッ 跡部(以下:跡)「失礼します。監督、部誌を取りに来ました。監督?」 榊「(考え中)・・・おお、跡部か。どうした?」 跡「部誌を取りに来ました。」 榊「部誌なら私の机の上だ。持って行っていい。」←机を見る 跡「監督、何か悩みでもあるんですか?自分でいいのなら、相談に乗りますよ。」 榊「悩みか。うむ、聞いてくれるか?」 跡「はい!(監督の悩み、やはりテニス関係か?)」 榊「実は・・・来週の公式戦には私も見に行こうかと思っているのだが、やはり公衆の場に出るということで紳士的な服 教卓の上に大量のスカーフが置いてある。 跡「・・・・(何で相談に乗っちまったんだ。クソッ。)えっと、監督にはどれも似合うと思いますが・・・」 榊「そうか?いや、跡部が決めてくれ。」 跡「(チッ、逃げられないか。仕方ない。)監督、この薔薇のスカーフはいかがですか?」 目の前にあった、豪華な薔薇の刺繍がしてあるスカーフを手に取る。 榊「おお、これはいい。流石跡部だ。ご苦労、行って良し!」 跡「では、失礼します(去)」 ガラガラガラッ 跡「はぁ、やっと開放されたぜ。さっさと部活に行こう・・・」 〜テニスコートにて〜 榊「♪〜♪♪〜(鼻歌)」 向日(以下:向)「なんかすごい機嫌いいんだけど・・・。」 宍戸(以下:宍)「つーか、気持ち悪いよな、アレ。」 ジロー(以下:ジ)「跡部、何か知らない?」 跡「お、俺は何も知らねぇ。」 宍「?」 向「まあ、引くよな。アレは。」 ジ「他の部員も皆近づかないC〜。」 鼻歌を歌いながら指示を出す監督。理由を知らない部員達は、極力近づかないようにしていた。 唯一理由を知っている跡部も、また、近づこうとはしなかった。 |