〜一生に一度の誕生日〜

    2月14日 世間ではバレンタインデーと言われ、辺りに甘い香りが漂う。

    そんな中、氷帝学園では1人の男が、誕生日を迎える。

    男の名は、鳳 長太郎。

    現在、授業も部活も終わり、帰宅するところ。

    〜部室内〜

    向日(以下:岳)「おーとりぃ、確か今日誕生日だよな。」

    ジロー(以下:ジ)「知ってる?岳人、俺が言うまで誕生日だったの知らなかったんだよ?」

    岳「う、いいじゃんか。それに、お前だってプレゼント用意してなくて急いで用意したじゃん。」

    ジ「まあね〜。」

    「あ、コレね。岳人と俺からのプレゼント。」

    小さい四角いリボンのかかった箱を渡す

    鳳「向日先輩・慈郎先輩。ありがとうございます。開けても良いですか?」

    岳「気に入ると思うぜ。」

    ジ「中身は〜」

    向・ジ「宍戸の写真(幼児)」

    鳳「!」

    宍戸(以下:宍)「いつの間に・・・。つか、渡すなよ。(怒りはしないが、冷静にツッコミを入れる)」

    鳳「ありがとうございます。大切にいたします。(家宝です。)」

    忍足(以下:侑)「ああ、自分誕生日なんやっけ?悪いけど、うちがあげるのは跡部だけやから、プレゼントはナシや。」   

    鳳「わかってますよ。気にしないで下さい。」

    「ところで、宍戸さんは?」

    先程までいた人物を探す。

    跡部(以下:景)「あ?あいつなら校門に行ったぞ。」

    鳳「あ、そうですか。では、俺も帰ります。」

    鳳は校門で待つ(愛しの恋人)宍戸のもとに行くべく、部室を去った。

    侑「宍戸の奴、明日部活も学校も無いから大変やな。」

    景「・・・・(他人事のように思えない)」

    〜校門〜

    宍「遅い。(お前の家に)帰るぞ。」

    鳳「はい。帰りましょう。」

    〜鳳の家〜

    自分の部屋に入ってから、沈黙が続く。

    初めに言葉を発したのは、宍戸の方だった。

    宍「・・・なあ。」

    鳳「はい。」

    宍「俺さ、色々とお前の誕生日プレゼント何にするか考えてた。忍足や跡部に相談しても、分かんなくてさ。で、決
      めたんだ。」

    鳳「・・・・(何も言わず黙って聞いている)」

    宍「長太郎!!」

    鳳「は、はい!」

    宍「俺達は、現在付き合ってる。男同士だけどな。日本には同性結婚はないから、いつか高校・大学を出たらさ、
      2人で海外行って結婚しねえか?///」

    鳳「え?宍戸さん、それって・・・」

    宍「忍足に、自分をあげたら良いんじゃないかって言われたけど、俺はもうお前のものだから2度もあげれねぇ。
      だから、これから先の人生・時間をお前にやる。」

    「・・・って、こんなこと俺に言わせるな、馬鹿野郎!」

    鳳「宍戸さん。俺、今までの誕生日より嬉しいっすよ。もし死ぬんなら今が良いです。」

    宍「死ぬなよ。折角の言葉が無駄じゃねえか。」

    鳳「そうですね、すみません。」

    宍「長太郎、誕生日おめでとな。」

    鳳「はい。」

    〜おまけ〜

    鳳「でも、俺が貴方にプロポーズしたかったな。」

    宍「あ?」

    鳳「今日のこの日までプロポーズの言葉考えてたのに・・・。」

    宍「・・・悪い。けど、お前の誕生日なのにお前の方が告白って可笑しくないか?」

    鳳「まあ、その辺りは色々と。」

    宍「(色々って何だよ。)まあ、いいか。」