ハロウィーンパーティー

    氷帝学園には、毎年恒例の『ハロウィーンパーティー』が、行事としてあります。
    今日は、その『ハロウィーンパーティー』の日


    景吾(以下:景)「・・・・(怒)」

    侑士(以下:侑)「機嫌直してや。行事なんやからしゃーないやろ。」

    景「何で俺様がこんな格好しなきゃならないんだ。」

    侑「かっこいいで?」

    景「お前は何なんだ?」

    侑「もう、魔女や魔女。箒持ってるやん。」

    ※景吾→吸血鬼(ヴァンパイア)
    ※侑士→魔女 (ウィッチ)

    景「今日一日、コレかよ(呆)」

    侑「他の奴らは、何の格好なんやろね?」

    景「さあな。」

    ???「TRICKorTREAT!」

    景・侑「!!!」

    景「ああ〜ん?」

    侑「・・・ジロー?」

    ジロー(以下:ジ)「当ったり〜。さっすが、侑ちゃん。」

    景「お前、何の格好してんだ。犬?」

    ジ「跡部、違うC〜。」

    侑「景吾、コレ犬やなくて、狼ちゃうん?」

    ジ「うん。狼男だよ。似合う?似合う?」

    ※ジロー→狼男

    侑「似合ってるで。」

    ジ「えへへ〜」
      「あ、そうだ。TRICKorTREAT」
      「お菓子ちょうだい。でなきゃ、悪戯しちゃうよ?」

    侑「飴ちゃんしかないけど、はい。」(飴、1つ渡す)

    景「チッ、ほらよ。」(チョコ、1つ渡す)

    ジ「ありがと〜。じゃね。」(2人から去る)

    景「結局、菓子を貰いに来ただけかあいつは・・・」

    侑「まあまあ、ハロウィーンらしくてええやん。」

    ???「お、跡部と忍足」

    景「今度はお前らかよ(呆)」

    宍戸(以下:宍)「なんだよ、その言い方。」

    氷帝名物『バカップル(その2)』参上 その1は、跡部&忍足


    侑「さっき、ジローが来てたんよ。」

    鳳「そうだったんですか。お二人は吸血鬼と魔女ですね。似合ってますよ。」

    侑「そうか。ありがとうな。」

    景「お前らの格好は何だ?」

    鳳「ミイラ男とゾンビです。」

    ※宍戸→ミイラ男
    ※鳳→ゾンビ

    侑「ミイラ男はいいとして、ゾンビってマニアックやな。」

    景「つーか、そんなのやってんのお前らだけだぜ。」

    宍「仕方ねえだろ。狼男でも良かったんだが、こいつが勝手に・・・」

    鳳「狼男なんて一般的なのをするよりも、少し変わった物をやってみたかったんです。」

    宍「おかげで、色んな奴らがこっち見るんだぜ。」

    侑「まあ、見るやろな。」

    景「で、お前らも菓子貰いに来たのかよ。」

    鳳「いえ、お2人が見えましたもので、お菓子を貰いに来たわけではありません。」

    宍「ジローと一緒にするな。」

    侑「そっちにも、来たんやね。」

    鳳「ええ、先程会いましてお菓子を渡しました。」

    宍「どうせ、正レギュラー全員から貰うつもりだろうな。」

    鳳「向日先輩もジロー先輩のようにお菓子を貰いに行ってるみたいですよ。」

    景「向日もかよ。」

    侑「まあまあ、我慢しぃや。」

    宍「じゃあ、俺達は行くぜ。」(宍戸去る)

    鳳「それでは。」(鳳去る)

    景「周りの奴らの視線が、釘付けだな。」

    侑「まあ、珍しいもんなあ。」

    景「(ゾンビじゃなくて助かった。)」

    侑「(アレは、やりたくないなあ。)」

    景「移動するか?」

    侑「そやね。」

    (移動)

    侑「・・・・なあ、景吾」

    景「あ?」

    侑「あの前方にいるの、樺地ちゃうん?」

    景「ああ、そうみたいだな。樺地!」

    樺地(以下:樺)「ウス」

    侑「樺地はフランケン・シュタインやな。」

    樺「ウス」

    ※樺地→フランケン・シュタイン

    景「結構マトモだな。」

    侑「このネジどうやってつけとるん?」(頭に刺さってるネジを見る)

    樺「真ん中で2つに分かれてます。」

    侑「あ、ホンマや。よく出来とるな。」

    樺「手芸部や演劇部が作ったみたいです。」

    侑「へえ、そうなんや。」
      「そういえば、他のメンバーにおうた?」
      「まだ、何人か会ってないんよ。」

    樺「向日先輩と監督に会いました。」

    侑「・・・監督?」

    樺「はい。」

    景「何で監督がいるんだ?」

    樺「仮装していました。」

    景・侑「・・・・」

    侑「ちなみに、何の格好だったん?」

    樺「・・・・」

    侑士の問いに言葉を濁す

    侑「?」

    樺「見れば、分かります。」

    侑「お楽しみっちゅーやつかいな。」

    景「まあいい。行って良いぞ、樺地。」

    樺「ウス。」(樺地去る)

    侑「監督、何の役してるんやろ。」

    景「さぁな。」

    ???「あ、侑士〜。」

    侑「ガックン!」

    景「騒がしい奴が来やがった。」

    岳人(以下:岳)「クソクソ跡部。」
     「TRICKorTREAT?」

    侑「はい、ガックン」(飴、2個渡す)

    景「チッ」(ガム、1個渡す)

    侑「サンキュー。じゃあな。」(岳人去る)

    景「あいつ、ジローと同じことしやがって。」

    侑「そういえば、何の格好やったんやろ?」

    景「さあ、化け猫じゃねえ。尾が長かったしよ。」

    ※岳人→化け猫?

    侑「う〜ん。そうなんかな?」
      「そういや、あと、監督・日吉・滝に会ってないなあ。」

    景「会わなくて良い。」

    侑「えー、何の仮装か気になるやん。」

    景「ならない。」(監督の仮装は気になる)

    侑「むぅ。あ、日吉やん。」

    景「(あんの、キノコ。俺と侑士の時間が減るじゃねーか(怒))」

    日吉(以下:日)「おはようございます。跡部部長・忍足さん。」

    侑「おはようさん。日吉は仮装してへんの?」

    日「ええ、強制とは言われてないので・・・」

    行事とはいえ、参加は自由なハロウィーンパーティー。景吾は生徒会長ということで強制参加。(生徒に示しがつかないため)

    侑「見たかったわー。日吉の仮装。」

    日「着るつもりはありません。」

    侑「そういや、監督の仮装見た?気になってるんやけど、会わなくて・・・」

    日「・・・・(目線をそらす)」
      「俺は、見てません。」

    景「(嘘つくのヘタだな。)」
      「(こんなんで引っかかる奴など・・・)」

    侑「そっか、ならしゃーないな。」

    景「(!いた。)」

    日「では、俺はこれで。」(去る)

    侑「おん。またな。」

    景「・・・・」

    侑「見たかったわ〜、日吉の仮装。」

    景「まだ言ってんのか?似合わないぜ、あいつは。」

    侑「見てみたくない?キノコの仮装。」

    景「キノコ?(キノコはハロウィーンに関係ないんだがな)」

    言いたいことはあったが、言葉を飲み込んだ。(怒らせれば、後が怖い)

    侑「様になると思うで?」

    景「・・・そうだな。(哀れな)」

    ???「あ、おはよう。」

    侑「滝やん。」

    滝「相変わらず仲良いね。お2人さんv」

    侑「からかわんといてや〜。(照)」
      「滝の格好、死神かいな?鎌持っとるし。」

    滝「当たり。自家製なんだ。この鎌。」

    ※滝→死神

    侑「自分で作ったん。すごいやん。」

    滝「物作るのは得意なんだ。忍足の箒は借り物?」

    侑「うん。演劇部から借りてきた。」

    滝「そうなんだ。あ、そういえば監督見た?」

    侑「見たいんやけど、まだ会ってないんよ。」

    滝「そうなんだ。会ったけど、すごかったんよ。」
      「なんていうか、『いい大人が何やってるの』って感じ。」

    侑「何やそれ。」

    滝「見れば分かるよ。」
      「明日の氷帝新聞はそのことで持ちきりかもね。」

    侑「そんなにすごいん?」

    滝「うん。一発殴ろうかと思ったくらいだからね。」

    侑「へぇ〜。」

    滝「あ、僕はもう行くね。監督に会ったら感想聞かせてね。」

    侑「うん、わかったわ。」

    滝「それじゃあ。」(去る)

    侑「気になるわ〜。何の格好なんや・・・ろ?」(一点を見る)

    景「?どうした侑士?」

    侑「なあ、アレ監督なんてことないよな。」(前を指さす)

    景「あ?監督?」(絶句)

    監督(以下:43)「おお、お前達か」

    景「監督。その格好は魔女ですか?」

    ※監督→魔女

    43「うむ、似合うか?」

    似合ってるだろうと眼で訴えている

    景・侑「・・・・(殴りたい)」

    2人は滝や他の部員の態度が可笑しかった事を意味を理解する。

    43「うふふ、魔女っ子タロちゃんvなんちゃって〜(笑)」(声に出てる)
      「うふふふ・・・あははは・・・」

    侑「(小声)景吾、監督が怖いんやけど・・・」

    景「(小声)コレは目をそらしたくなる。」

    侑「(小声)どないしよう・・・」

    景「(小声)逃げるぞ、侑士。」

    侑「(小声)おん。」

    景「監督。俺達は用事がありますので、これで・・・」(去る)

    侑「それでは。」(去る)

    43「ふむ、忙しかったのだろうか。」
      「しかし・・・」
      「(裏声)えーい。魔法かけちゃうぞ。シンデレラになぁーれ。キャー恥ずかしい。」
      「これが私の天職だったのね。私は魔法の国のお姫様よ。」

    〜後日〜

    滝「どうだった?」

    侑「俺、退部しようかと思ったわ。」

    景「アレが、監督なのか?」

    日「下剋上、したくないです。」

    樺「目を覆いたくなります。」

    ハロウィーンパーティーが終わり、後日の氷帝新聞には、箒を持ち魔法を掛けるだろう監督の写真と記事が見開きにデカデカと載っていた。
    (本人、気づかず)
    新聞に載った日から、『変態魔女っ子、榊太郎』というあだ名が流行った。