俺はお前しか見ていない

今日、10月4日はとある男の誕生日 既に氷帝では一大イベントと化していた

    女子(以下:女)「キャアァー、跡部様。お誕生日おめでとうございます。」

    女「プレゼント、受け取ってください!」

    女「私のも、受け取ってください」

    女「私のも・・・」

    跡部(以下:跡)「ああ、ありがとな」

    女子達の取り巻きの中心のには、今日誕生日の男 跡部 景吾の姿

    その取り巻きを離れた場所で見る人影

    忍足(以下:忍)「(跡部の奴、相変わらずの人気やな・・・)」

    跡部の恋人 忍足 侑士

    忍「・・・あかん、行こ」

    恋人の姿を見るに絶えず、一言言い残しその場を去った

    浮かない顔で廊下を歩いていると、正面から向日がやって来る

    向日(以下:岳)「侑士、どうしたんだよ浮かない顔して・・・?」

    忍「岳人・・・」

    岳「相談なら乗るぜ? とりあえず屋上に行こうぜ」

    二人で屋上に行く

    岳「なんとなく分かるけどさ、跡部のこと?」

    忍「・・・せや」

    岳「ヤキモチ??」

    忍「・・・・ん」

    岳「跡部もホント鈍いよな。侑士の気持ちも考えないでさ。」

      「女なんて放って置けばいいのに、侑士が可哀想だよ。」

    忍「跡部やし、仕方ないんよ」

    岳「(侑士は我侭言わないもんなぁ・・・)手、貸そうか?」

    忍「平気や、気にせんといて」

    岳「そっか、分かった」

    忍「アリガト、岳人」

    岳「気にすんなって」

    岳人、忍足の元を去る

    岳「(屋上を見て)侑士は手伝わなくていいって言ったけどさ、友達だから、手、貸すからな!」

      「(跡部の奴、侑士悲しませたら許さないからな!!)」

    跡「あいつ、何処にいんだ? 見つからねぇ・・・」

    取り巻きを樺地に任せ、侑士を探す跡部

    岳「跡部ー」

    跡「あ?向日か 侑士知らねぇか??」

    岳「知らないよ。あのさ、聞きたいことあるんだけど・・・」

    跡「何だよ、こっちは忙しいんだよ」

    岳「跡部さ、侑士と女子どっちが大事?」

    跡「そんなの、侑士に決まってるじゃねぇか?」

    岳「ホントに?」

    跡「何が言いたい?」

    岳人の疑うような言葉に、苛立ちが募る

    岳「跡部ってさ、ホンット鈍いよね。侑士の方が大切なら何で一番に行かないわけ?」

    跡「俺だって女共はどうでもいいんだよ。今だって樺地に任せて・・・」

    岳「何で今なの?どうでもいいならさっさと任せて行くべきでしょ」

    跡「・・・・」

    岳「返事が無いって事は、やっぱり女子の方が大切なんでしょ」

    跡「違う! それだけは違う!!」

    岳人の言葉に思わず怒鳴ってしまう

    岳「一応、廊下だからね、ここ。誰もいないけど」

    跡「違う、女共はどうでもいい 一番は侑士だ」

    岳「(ため息)」

      「そういうことを本人に言ったりした方がいいよ。跡部が思ってるほど強くないんだよ、侑士は」

    跡「分かってる 分かっている・・・」

    岳「跡部からその言葉聞いて安心した。侑士は今屋上にいるよ」

    跡「は? お前知らないって・・・」

    岳「侑士どう思ってるか聞きたかったからね、アレは嘘」

    跡「チッ」

    岳「あ、侑士には俺が手を貸したって事言わないでよ。貸さなくていいって言われてるんだから」

    跡「断られたのに、貸したのかよ」

    岳「当たり前じゃん!侑士は友達だし助けるのは普通でしょ」

      「俺は侑士が幸せになれるのだったら、いくらでも手を貸す 侑士を幸せにしてやりたい」

    跡「・・・・侑士もいい友達を持ったものだな」

    岳「へへ(笑) さっさと行きなよ。じゃあね!」

    そう言い残し、向日は跡部の元を去って行った

    〜屋上〜

    跡「・・・・侑士?」

    忍「・・・・跡部、女の子達はええん?」

    跡「いいんだよ、あんな奴ら」

      「心配させて悪かったな」

    忍「心配なんてしとらん」

    跡「いいか、侑士 一度しか言わねぇからよく聞けよ」

    忍「・・・・?」

    跡「侑士と付き合ってからは侑士以外には全く興味が無くなった」

      「俺が愛しているのは侑士ただ一人 侑士が俺の全てだ」

    忍「・・・・・それは、信じていいん?」

    跡「お前、俺の一世一代の告白を疑うのかよ」

    忍「いや、そういうわけじゃ・・・」

    跡「悪い、心配かけちまって 俺にはお前しかいない それは信じてほしい」

    忍「・・・・ごめんな」

    跡「俺はお前のんな姿が見れて俺は嬉しいがな」

    忍「・・・・(怒)」

    跡「いや、冗談だ・・・ そういや、言ってくれねぇのか?」

    忍「何・・・あ!」

      「誕生日、おめでとう」

    跡「あぁ、サンキュ」

    忍「プレゼント・・・あらへん」

    跡「別にいいぜ。お前が許してくれたらそれでいい」

    忍「///」

    跡「(侑士のヤキモチも見れたし、まぁ満足だな)」